北海道新聞~北海道で絶大な影響力がある新聞社である理由と歴史

新聞社
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北海道新聞は、本社が札幌市にある北海道の日刊新聞です。

新聞は全国紙、ブロック紙、地方紙と分類することができますが、北海道新聞は販売地域が複数の都道府県にまたがる地方紙を意味するブロック紙に分類されます。

北海道民はこの新聞社を道新という愛称で呼んでいます。

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北海道新聞社が北海道で影響力が大きい理由

北海道新聞社は、北海道で非常に強い影響力があります。なぜなのでしょうか。

北海道内におけるマスメディアで独占的な地位にあるからです。新聞以外にも、系列放送局など幾つもの報道機関があることが要因です。その中には北海道放送、北海道文化放送、テレビ北海道、FM 北海道といった機関があります。こうしたネットワークの多さが北海道新聞社の強みといえます。

発行部数も多い北海道新聞

新聞の発行部数についても北海道内では圧倒的なシェアを誇ります。地方紙が頑張っている十勝地方と胆振地方以外では大きな強さを見せています。この新聞の発行部数は朝刊が約105万部夕刊は約45万部です。

全国紙にはかなわないものの、全国的に見ても販売数は大きく、ブロック紙の中では中日新聞に次いで規模が大きい新聞社です。

北海道新聞の歴史

北海道新聞社の歴史について触れてみますが、北海道新聞が誕生したのは1942年のことです。そのときに政府による新聞統制が行われ、小樽新聞、北海タイムス、釧路新聞、函館新聞などの北海道内の11の新聞が統合し、北海道新聞社が誕生しました。

様々な新聞社が合併して一つの大きな新聞社ができたわけですが、北海道新聞社の主なルーツとみなされているのは北海タイムスです。

北海タイムスが発行されたのは今から130年近く前の1887年です。誕生した時は札幌で当初北海新聞と名乗っていました。その後すぐに北海道毎日新聞に題名を変え、その後、二つの新聞社と合併し、北海タイムスが創刊されました。

北海道新聞のエリアとスクープについて

現在北海道新聞はいくつかのエリアにわかれています。道央本社エリア、旭川車エリア、函館支社エリア、北見支社エリア、釧路支社エリア、帯広支社エリアです。

地方版にはそれぞれの地域に密着した情報や記事が記載されています。

北海道新聞も様々なスクープを報道してきました。特に全国的に注目を集めたのが2003年のある公的な機関の裏金疑惑です。その公的機関は裏金の存在を否定していました。

しかしこれらを追求するということによって、やがてその存在を認めさせるということに繋がりました。これらの一連の報道が認められ2004年には日本ジャーナリスト会議大賞、日本新聞協会賞、第52回菊池寛賞などを受賞しています。

北海道新聞は、北海道に住む多くの人たちに情報を提供するという大きな使命を担っています。公正で正確な報道をすることによってその使命を果たすことが求められています。北海道新聞が今後どのようにその要求に応えてゆくのか注目したいところです。

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