筋トレ時間目安~どれくらいが効果的なのか?科学的に解説します

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筋トレをはじめる際、適切な時間と頻度について多くの人が気になるでしょう。

筋トレの時間は、目標や個人のレベルによって異なりますが、一般的には30分から1時間程度が効果的だとされています(しかし、ただ長くやれば良いというわけではありません。筋トレの時間を決める際には、以下の3つのポイントを考える必要があります。

  • 筋トレの種類
  • 筋トレの強度
  • 筋トレの回復

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

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筋トレの種類

有酸素運動と無酸素運動

筋トレには大きく分けて2種類あります。有酸素運動と無酸素運動です3。

  • 有酸素運動とは、酸素を消費しながら行う運動のことで、ジョギングやサイクリングなどが代表例です。有酸素運動は持久力を高める効果がありますが、筋力や筋肥大にはあまり効果がありません。
  • 無酸素運動とは、酸素を消費せずに行う運動のことで、ウエイトトレーニングやスプリントなどが代表例です。無酸素運動は筋力や筋肥大を高める効果がありますが、持久力にはあまり効果がありません。

筋トレの目的によって、有酸素運動と無酸素運動のバランスを調整する必要があります。例えば、

  • 筋肉量を増やしたい場合は、無酸素運動を中心に行います。
  • 体脂肪を減らしたい場合は、有酸素運動と無酸素運動を併用します。
  • スタミナを向上させたい場合は、有酸素運動を中心に行います。

また、有酸素運動と無酸素運動では、筋トレの時間も異なります。一般的に、

  • 有酸素運動は20分以上続けることで効果が出ます。
  • 無酸素運動は1セット10回程度で筋肉に負荷をかけることで効果が出ます。

無酸素運動の筋トレ

無酸素運動の筋トレの種類は、大まかに3つに分けられます。それぞれには特徴やメリット、デメリットが存在し、自分の目標やレベルに応じて選ぶことが重要です。

  1. 自重トレーニングは、自分の体重を使って行う筋トレの方法です。代表例としては腕立て伏せやスクワットがあります。自重トレーニングのメリットは、器具を必要としないためどこでも手軽に始められることです。また、自分の体を使うことで、バランス感覚や柔軟性も向上させることができます。一方で、負荷の調整が難しいため、筋肉の大きさには限界があるというデメリットもあります。
  2. フリーウエイトトレーニングは、ダンベルやバーベルなどの重りを使って行う筋トレの方法です。フリーウエイトトレーニングのメリットは、負荷を自由に変えられることや、多くの筋肉を同時に鍛えられることです。さらに、筋力や筋肥大だけでなく、筋力持久力やパワーも高めることができます(参考:34)。ただし、正しいフォームで行わないと怪我のリスクが高まる上、器具を用意する必要があるというデメリットもあります。
  3. マシントレーニングは、専用の機械を使って行う筋トレの方法です。マシントレーニングのメリットは、初心者でも簡単に始められることや、特定の筋肉に集中的に負荷をかけられることです。また、安定した姿勢で行えるため、怪我のリスクも低いです。しかし、ジムなどに通わなければならないというデメリットや、体幹や補助筋などが鍛えられにくいという一面もあります。

これらのトレーニング方法は、個々の特性を理解し、自分の目的や体力に合わせて組み合わせることで、より効果的な筋トレが可能となるでしょう。

筋トレの強度

筋トレの強度とは、筋肉にかかる負荷の大きさのことです。筋トレの強度は、目的やレベルに応じて調整する必要があります。一般的に、

  • 筋力を高めたい場合は、高強度・低回数・長休憩の筋トレを行います。
  • 筋肥大(筋肉の大きさ)を高めたい場合は、中強度・中回数・短休憩の筋トレを行います。
  • 筋持久力(筋肉の疲労耐性)を高めたい場合は、低強度・高回数・極短休憩の筋トレを行います。

筋トレの強度は、自分の最大筋力に対する負荷の割合で表されます。例えば、

  • 高強度の筋トレは、自分の最大筋力の80%以上の負荷で行います。
  • 中強度の筋トレは、自分の最大筋力の**60~80%**の負荷で行います。
  • 低強度の筋トレは、自分の最大筋力の60%以下の負荷で行います。

また、筋トレの強度によって、必要な時間も変わります。一般的に、

  • 高強度の筋トレは、1セットにかかる時間が短くなります。
  • 中強度の筋トレは、1セットにかかる時間が中くらいになります。
  • 低強度の筋トレは、1セットにかかる時間が長くなります。

筋トレの回復

筋トレを行うと、筋肉が一時的に傷つきます。その後、修復されて元よりも少し大きくなる「超回復」という現象が起こります。この超回復が起こる期間を「回復期間」と呼びます。

回復期間中に再び同じ部位を鍛えると、超回復が妨げられてしまい、効果が出ません。逆に回復期間が終わっても鍛えないと、超回復した筋肉が元に戻ってしまいます。そのため、 筋トレを行う際には回復期間を考慮する必要があります。

回復期間は個人差や部位差がありますが、一般的には48~72時間と言われています。つまり、

  • 同じ部位を鍛える場合は、2~3日おきに行うことが効果的です。
  • 全身を鍛える場合は、1日おきに行うことが効果的です。

また、回復期間中には十分な睡眠や栄養補給をすることも重要です。睡眠不足や栄養不足は筋肉の修復を遅らせてしまいます 。

まとめ

以上、筋トレ時間目安 どれくらいが効果的なのか?科学的に解説しました。ポイントをまとめると以下のようになります。

  • 筋トレの時間は目的やレベルによって異なりますが、一般的には30分から1時間程度が効果的です。
  • 筋トレの時間を決める際には、筋トレの種類(有酸素運動か無酸素運動か)、筋トレの強度(高強度か中強度か低強度か)、筋トレの回復(48~72時間かけて超回復する)を考慮する必要があります。
  • 筋トレを行う際には十分な睡眠や栄養補給をすることも重要です。睡眠不足や栄養不足は筋肉の修復を遅らせてしまいます 。
  • 筋トレの種類には自重トレーニング、フリーウエイトトレーニング、マシントレーニングの3つがあります。それぞれに特徴やメリット、デメリットがありますので、自分の目的やレベルに合わせて選ぶことが大切です。
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