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1センチにこだわる五十嵐久枝氏

東京都北区に「Igarashi Design Studio」を構える五十嵐久枝氏は1センチ単位にこだわるインテリアの達人です。五十嵐氏のアトリエには、壁や棚などあちらこちらに目盛りが書き記されています。空間デザインの仕事が多い五十嵐久枝氏はそれらの目盛りを見て、物のサイズをセンチ単位でイメージするそうです。
五十嵐久枝氏の考え方は空間デザインの参考になりますよ。

今注目のデザイナー「グエナエル・ニコラ」

「レクサス RX ミュージアム」、「ユニクロ新宿西口店」などのデザインを手がけたグエナエル・ニコラ氏は、今もっとも注目されているインテリアデザイナーの1人です。フランス生まれのグエナエル・ニコラ氏は、来日後に坂井直樹氏や三宅一生氏から数々の影響を受けたようです。
グエナエル・ニコラ氏は、子どもの頃に遊んだことなど過去の楽しい思い出を基に、それをアレンジしてデザインに落とし込んでいくという手法を用いることがあるようです。参考になるデザインを生み出す方法といえるのではないでしょうか。

美しさと機能性を兼ね備えた独創的デザイン

大学で木工家具デザインを学んだ安達さくら氏は、イギリスに渡った後徐々に頭角を表わすようになりました。その後イタリアに拠点を移し、2005年にはコペンハーゲン国際家具見本市で出展したブックシェルフが話題を呼び、安達さくら氏の名は一気に知られるようになりました。
美しさと機能性の両面を合わせた安達さくら氏の独創的なデザインからは、多くの刺激を受けることができます。安達さくら氏のサイトを覗いてみることをおすすめします。

橋本夕紀夫氏の和に対する概念

橋本夕紀夫氏はザ・ペニンシュラ東京、相田みつお美術館などのデザインを手がけたことで有名な日本を代表するインテリアデザイナーの1人です。1996年にデザインスタジオを設立し、それ以来日本だけにとどまらず海外でも活躍してきました。
橋本夕紀夫氏の和に対する概念は、日本の文化はミクスチャー(混ぜ合わせるという意味)で、海外から入ってきたものを上手く取り入れて日本のものにしてきたというものです。和の既成概念にとらわれずに、積極的に新しいものを取り入れるということは、デザインに対する1つの考え方として参考になります。

自分が好きなものを素直に選ぶ片山正通

2000年に「オフィス・ワンダーウォール」を設立した片山正通氏は、それ以降インテリアデザインだけでなく建築デザインディレクションなど様々な分野で活躍しています。その活動は日本だけにとどまらず、北アメリカやヨーロッパ、アジアなどにも広がっています。
片山正通氏が大事にしていることは、自分が好きなものを素直に選ぶということです。例えば、飾るポスターを選ぶとするなら、真剣に考え気に入ったものを選んで飾る、それで幸せになる、それでいいと考えているようです。インテリア選びの原点といえるかもしれませんね。

今回は、有名なインテリアデザイナーの考え方や視点についてご紹介しました。五十嵐久枝氏は1センチ単位にこだわって、日常から空間デザインをしているようです。グエナエル・ニコラ氏は過去に楽しかったことを回想して、デザインに落とし込んでいくという手法を取っています。安達さくら氏、橋本夕紀夫氏、片山正通氏も興味深いデザインに対する考え方があります。インテリアデザインに対する考え方の参考になれば幸いです。