ウォーキングは、健康や美容に効果的な運動です。しかし、ウォーキング中に荷物を持つことは、良いことなのでしょうか？
荷物を持ってウォーキングすることには、メリットとデメリットがあります。今回は、それぞれを紹介します。
荷物を持ってウォーキングするメリット
- 荷物を持つことで、筋力や持久力が向上します。荷物の重さに応じて、負荷がかかります。そのため、筋肉が刺激されて強くなります。特に、腕や肩、背中、腹筋、脚などの大きな筋群が鍛えられます。また、心肺機能も高まります。心臓や肺が酸素を送り出す能力が向上し、血液循環や代謝も良くなります。
- 荷物を持つことで、姿勢や歩き方が改善されます。荷物を持つと、自然と背筋が伸びます。そのため、姿勢が良くなります。姿勢が良いと、呼吸が深くなり、内臓の働きも良くなります。また、荷物の重心に合わせて、歩幅や歩速も調整します。そのため、歩き方が正しくなります。歩き方が正しいと、関節や筋肉に無駄な負担がかからず、効率的に運動できます。
- 荷物を持つことで、消費カロリーが増えます。荷物の重さに応じて、消費エネルギーが増えます。そのため、ダイエット効果が高まります。例えば、体重60kgの人が1時間ウォーキングすると約300kcal消費しますが、5kgの荷物を持つと約350kcal消費します。
荷物を持ってウォーキングするデメリット
- 荷物を持つことで、負担や疲労が増えます。荷物の重さに応じて、関節や筋肉に負担がかかります。そのため、痛みや怪我のリスクが高まります。特に、膝や足首などの下半身の関節に注意が必要です。また、疲労感も強くなります。体力や気力が低下し、ウォーキングを続けるのが難しくなります。
- 荷物を持つことで、バランスや安全性が低下します。荷物の重さに応じて、バランス感覚が悪くなります。そのため、転倒や衝突の危険性が高まります。特に、坂道や階段などの起伏のある場所では注意が必要です。また、荷物が邪魔になって、視界や動きが制限されます。そのため、周囲の状況に注意が必要です。特に、交通量の多い道路や人混みの中では注意が必要です。
- 荷物を持つことで、楽しさや快適さが減少します。荷物の重さに応じて、ストレスや不快感が増えます。そのため、ウォーキングの楽しさや快適さが減少します。特に、暑い日や寒い日などの気温の変化に影響を受けやすくなります。また、荷物の中身が散らかったり、荷物自体が汚れたりする可能性もあります。
ウォーキングで持つよ良い荷物は？
ウォーキングには持っておくと便利な荷物があります。水分補給や汗拭き、緊急時の対処などに必要な最低限のアイテムを携帯しておくことで安心感が得られます。
以下はウォーキングに持っていると良い荷物の一部です。
- 水分：脱水症状を防ぐためにウォーキング中は定期的に水分補給をしましょう。ペットボトルや水筒などがあると便利です。
- タオル：ウォーキング中に汗をかくと肌がベタついたり冷えたりすることがあります。タオルを持っていて汗を拭き取ると快適です。
- 携帯電話：万が一トラブルがあった場合や連絡や救助を必要とする場合に役立ちます。また、歩数や距離を計測するアプリも利用できます。
- 財布：ウォーキング中に飲み物や食べ物を買ったり、公共交通機関を利用したりする場合に必要です。小銭やカードなどを入れておきましょう。
- 鍵：外出時には必ず鍵を持っていきましょう。家の鍵や車の鍵などがあれば、帰りに困ることはありません。
さらに、以下のアイテムも考慮に入れると良いです。
- 日焼け止め：ウォーキング中に日差しを浴びると肌にダメージを受けることがあります。日焼け止めを塗って紫外線対策をしましょう。
- 虫除けスプレー：ウォーキング中に虫に刺されるとかゆみや痛みが生じることがあります。虫除けスプレーを持っておくと虫よけ効果があります。
- 絆創膏：ウォーキング中に靴擦れや小さな切り傷などをすることがあります。絆創膏を持っておいて傷を保護しましょう。
ウォーキングで持つと良い荷物を入れるバッグやポーチについても、いくつか紹介します。
- リュック・バックパック：ウォーキング中に両手が空くため、正しいフォームでウォーキングができるというメリットがあります。ウォーキング用のリュックやバックパックは、背中にフィットする10L程度の小さなものから20L以上の大きなものまで種類が豊富です。ウォーキングする距離や状況に合わせて、適したものを選びましょう。
- 斜めがけバッグ：ウォーキングバッグとしても人気があります。斜めがけバッグをウォーキング時に使うメリットは、バッグの位置を自由に変えられるところにあります。背中側にバッグを回しておくと両手を動かしながらウォーキングがしやすく、水分補給をするときはバッグを前方に持ってくると、バッグから飲み物を取り出しやすいでしょう。
- ウエストポーチ：ウォーキング用のウエストポーチは小さめで軽量のタイプが多く、ウエスト部分に固定することができるため、体にフィットして歩きやすくなるというメリットがあります。スマートフォンや小銭、自宅の鍵など、必要最低限の荷物を持ち運ぶのに適しています。
- アームバンド：ウォーキングはできるだけ身軽に行いたいという人におすすめの種類は、アームバンドタイプです。腕に装着したままスマートフォンを操作できるタイプもあり、アプリを使って歩いた距離や歩数を測りたい人におすすめです。
以上のような方法で、ウォーキング時の荷物入れを工夫することで、快適なウォーキングが楽しめるでしょう。
まとめ
荷物を持ってウォーキングすることには、メリットとデメリットがあります。メリットは、筋力や持久力の向上、姿勢や歩き方の改善、消費カロリーの増加です。デメリットは、負担や疲労の増加、バランスや安全性の低下、楽しさや快適さの減少です。
荷物を持ってウォーキングする場合は、以下の点に注意しましょう。
- 荷物の重さは自分に合ったものを選びましょう。あまり重すぎると危険です。
- 荷物の位置は背中や腰に近いところにしましょう。あまり遠いとバランスが崩れます。
- 荷物の形はコンパクトで安定したものを選びましょう。あまり大きくてふらつくと邪魔になります。
- 荷物の中身は必要最低限のものにしましょう。あまり多くて重くなると不快です。
荷物を持ってウォーキングすることは、自分の目的や体調に合わせて、メリットとデメリットを考えて決めましょう。ウォーキングを楽しく健康的に続けるために、荷物の持ち方にも気をつけましょう。
