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使用する毛糸を何を選ぶ?

毛糸にはウールやアンゴラなどの動物の毛を使ったものや、コットンなどの植物系の物、またアクリルなどの人工のものもあります。アクリルなどの化学繊維は軽くて良いのですが、暖かさと見た目の高級感を考えますと、ウールの毛糸を使用することをおすすめします。帽子は髪の毛の汚れや汗による汚れも付着しやすいので、頻繁に洗濯しなければなりません。ですので、洗濯ができない高級素材は止めておくのが無難です。

使用する編み針について

通常、編み針は毛糸のラベルに適合する号数が記載されているので、それに合った棒針を選びます。しかし、帽子の場合、多少きつく編むことをおすすめします。そうするなら頭にフィットするので、風を遮り暖かさを感じるでしょう。そのようなことを考慮して、使用する編み針は推奨されている号数よりも、1号か2号小さくすることをおすすめします。

サイズはどの部分を測る?

帽子の大きさを決めるには、頭のサイズを測る必要があります。まず、頭の周囲の測り方です。頭の周囲は一番大きな部分を測る必要があります。巻尺が額の頂点と耳のすぐ上を通るように測ってください。頭の高さについては、測る方法はありません。一般的なサイズ表を参考にするか、編みながら被って確認するしか方法はありません。

減らし目をしないで一気に絞る

頭頂部の処理法は色々あります。一番簡単な方法は、減らし目をしないで一気に絞るという方法です。しかし、この方法は閉まりきらないで、穴が空いてしまうというリスクがあります。穴を塞ごうとして無理やり締め付けるなら、毛糸が切れてしまい失敗に終わってしまう危険性があります。ですので、穴が空いたらポンポンを付けるなどで対処しましょう。

初心者にとって安全な閉じ方

減らし目をしないで一気に絞ると穴が空いてしまう恐れがあるので、頭頂部を絞る前に編み目の数を減らしてから絞るという方法でリスク回避しましょう。減らし目をすることに自信のない初心者なら、頭頂部を完全に閉じないようにする方法もあります。まず、円筒状になっている頭頂部を四等分します。上から見て、四つ葉のクローバーのような形にするということです。そして、それぞれを糸で止めるという方法です。完全に閉じてはいないので、多少上から風が入りますが、初心者には安全な方法と言えるでしょう。

今回は、手編みでニット帽を作る際のポイントを幾つかご紹介しました。ニット帽は基本的なポイントさえ押さえるなら、比較的簡単に作ることができます。初めて帽子を編むには最適な基本型と言えます。作り方を教えている動画も色々あります。参考にしたい人はYouTubeで検索してみてください。この機会に、ニット帽作りに挑戦してみませんか?